2023/05/27
嗅覚障害診療ガイドライン36月8日(木)は院長が鹿角市健診参加のため、午後の診療は15時開始となります。ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。 6月17日(土)は内科呼吸器内科が休診となります。小児科耳鼻咽喉科は通常診療を行います。ご迷惑をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。 院長です。当院は純音聴力検査の設備は備えておりません。設備が整うまでご了承くださいますようお願い申し上げます。 嗅覚障害の診察 診察では嗅覚障害がいつからどの程度あったか、内服している薬剤、過去の病歴などを、問診で確認します。 耳鼻咽喉科では内視鏡と呼ばれる直径2mm程度のファイバースコープで鼻腔内の腫瘍の有無、粘膜の異常を確認します。とくに嗅裂というにおいに関わる神経が集まっている部位の観察が最も重要になります。腫瘍や頭蓋骨の形態の異常について詳細に調べる際には、頭部CT検査が最も有用です。 ※頭部CT検査は当院では施行しておりません。
嗅覚検査には自覚的検査と他覚的検査があります。実に多種多様な検査がありますが、わが国の保険診療で使用可能な検査はT&Tオルファクトメーターを用いる基準嗅力検査と、アリナミン検査液を用いる静脈性嗅力検査のみです。 ※T&Tオルファクトメーターを用いる基準嗅力検査は当院では施行しておりません。アリナミン検査液を用いる静脈性嗅力検査は施行可能です。
アリナミン検査液を用いる静脈性嗅力検査は一般にアリナミンテストと呼ばれます。にんにく注射で有名なアリナミンというお薬を静脈からゆっくり注射すると、血行を介してにんにくのようなにおいを感じます。においを感じ始めた時間、感じ終えた時間を記録して、嗅覚障害の程度を判定します。 |