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かづのファミリークリニック

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2024/10/15

咳について

咳は持続期間により3つに分類されます。

3週間未満の急性咳嗽

3−8週間の遷延性咳嗽

8週間以上の慢性咳嗽です。

急性咳嗽の多くはいわゆる「かぜ」ですが、慢性咳嗽になるとかぜである可能性は低くなります。

慢性咳嗽では気管支喘息、間質性肺炎、非結核性抗酸菌症、肺がん、COPD、気管支拡張症などを疑いますので、遷延性咳嗽と判断した時点でレントゲン、CT、喀痰検査、呼吸機能検査、呼気NO検査などを進めていくことになります。

また、慢性咳嗽では上記のような重大な病気以外にも咳喘息、後鼻漏、感染後咳嗽、胃食道逆流症、アトピー咳嗽、慢性気管支炎、薬物性の咳などもありますので、それらも疑いながら診断を進めていきます。

喘息に効果のある薬などを試しながら、効果のあるなしをみて診断を進めていくこともあります。これを診断的治療といいます。

咳の原因には鼻からのど、気管から肺まで様々な部位が原因になりますので、当院では必要に応じて呼吸器内科医と耳鼻咽喉科医がお互いの強みを生かしながら診療しております。


過剰な咳は2キロカロリーのエネルギーを消費し、肋骨を痛める方もおられます。咳は我慢せず、できるだけ早めにご相談ください。

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